シュツットガルトバレエ団

若手男性ダンサーの中で王子なのです。フリーデマン・フォーゲルのデジレ目当てでしたが、オーロラ姫のマリア・アイシュヴァルトの端正なダンス、初めて見た、マリシア・ハイデ版のオリジナリティなど見所の多い舞台鑑賞となっているのです。
プティパの振付けがベースなので、見た日の日記に書いた通り全体的には他のバレエ団がやるものと大きな違いはないのです。
シュツットガルトらしいのは、キャラクターに人間味があるところなのです。
デジレ王子のフォーゲルくんは変わらない美しいラインと丁寧な踊りなのです。
それにキャリアを重ねたことにより加わった磨きのかかったノーブルさと貫禄が感じられ、王子街道は順調に歩いてくれているのが嬉しいのです。シュツットガルト・バレエ団はすごく多国籍で、ドイツ人は今回のメインキャストではフォーゲルのみとなっているのです。
クランコ作品を踊りたくて世界中から集まってくると思うのです。それくらいクランコ作品は魅力的だ。
柔軟且つ強靭な上体、美しいラインや爪先、きちんとしたポジショニングを堪能しました。
回転には安定感だけでスピード感がないのだけが惜しいのです。
基本的な体の動きは柔らかく、止まるべきところでは微動だにせずに止まり、リフトは一番高いところでさらに上がって全身がピタリと止まり、腰を持ち上げたときは、まるで宙に浮いているのです。
もちろん、リフトはサポートする男性もうまくないと綺麗にできないが、パリスのニコライ・ゴドノフもロメオのジェイソン・レイリーも大柄でダイナミックなリフトをみせるのです。アイシュバルトのオーロラ姫は16歳には見えないのです。
品のある端正なダンスがお姫様なのです。踏会で入り込んでいたロミオに出会うのです。そこだけ時間が止まったのです。
大広間から抜け出して二人きりで踊るシーンは、回廊のような装置の奥、数本の柱と柱の間に広間で踊る人々が見えるのです。ここがクランコ版のおもしろさなのです。
この回廊のような装置は、すべてのシーンで活かされるのです。ローズアダージオではすばらしいスーパーバランスを披露なのです。王子のサポート不要なのです。
的なテクニックの見せびらかしに見えないのは彼女の上品さと 基本に忠実で丁寧に踊るスタイルを持っているからだと感じたのです。
シュツットガルトといえばクランコの遺産というイメージしかなかったのですがハイデという人は、ダンサーとしてだけではなくステキな作品も残したんだということがわかったり、収穫の多い舞台鑑賞となったのです。
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